2021年も最終月になりました。今年を締めくくりつつ来年に繋げる物事を考えながら
来るべき冬休み、クリスマス、お正月の準備に翻弄される、忙しい月でもあります。
お正月を迎えるにあたり、魔除けと新年のお祝いの気持ちを祈願してしめ縄を飾るご家庭が
多いと思います。お正月のしめ縄もバリエーション豊かになりました。
今回、家庭教育学級では「お正月しめ縄リースを作ろう!」と題して、リース型のしめ縄を
作る学習を行いました。
まずはお馴染みアイスブレイク。
旗揚げゲームの要領で頭も体もほぐしていきました。
右ひじ上げて鼻につける!ができた学級生さん、いらっしゃいましたか~?
机の上には、既にしめ縄リースキットが用意されています。
講師は元小学校教諭、成嶋美恵子さん。現在は趣味のサークルでアロマやハーブなど
自然素材を大切に活動されていらっしゃいます。
しめ縄リースに使う飾りも成嶋さんのご自宅で育てていらっしゃる草花を使用。
自然な個性が感じられます。
成嶋さんの説明の下、ティーツリーを束にして縄に縛りつけるところから始まりました。
フレッシュなグリーンと香りが楽しい作業ですが、分量と長さで全体の印象が決まって
きます。最初から重要な作業です。
次にドライフラワーを1つにまとめてパーツを作ります。
ふわふわうさぎのしっぽのようなラグラス、センニチコウ、ニゲラ、フジバカマ
丸い黄色がかわいらしいゴールドスティック。
それぞれの形と色を好みに合わせて束ねます。
木の実のパーツはツバキの実、シダーローズ、赤い実が印象的なサンキライ。
その季節毎に準備されたものです。ワイヤーでまとめますが、ここでポイントが。
各木の実を少し遊びを持たせてまとめることで、動きのある飾りになります。
個性的な形が楽しい木の実のパーツ、アレンジも自由に楽しみたい。
パーツが出来上がったら、しめ縄にしっかりワイヤー留めしていきます。
グリーンの分量やドライフラワーの散らし方、木の実パーツの遊びが効いて
プレーンなしめ縄が「しめ縄リース」となっていきました。
トウモロコシ皮のリボンと大きめシダーローズをグルーガンで留め、ツバキの実に
紅白のセンニチコウを接着、飾り紐をワイヤーでしめ縄に差し込んで完成!
トウモロコシのリボンは、皮をきれいに剥いて乾かし糊付けする、講師オリジナルの
手法によるものです。
飾りのパーツそれぞれを1年がかりで準備してくださったことに学級生からも感激の声が
上がりました。
ひとつとして同じものがない自然素材。違いを楽しみ活かして作品を仕上げる。
子育ても同じ。それぞれに個性があり良さがある。そのことを大切に忘れずに。
30年間小学校教諭でいらした講師ならではの思いをお聞きすることができました。
今回が今年最後の講義でした。みなさん、素敵なしめ縄リースを手に充実の面持ち。
すがすがしいしめ縄リースでどうぞよいお年をお迎えください。