2022年が始まりました。皆さま本年もどうぞよろしくお願いいたします。
地震、台風被害、水害など、日本は自然災害の多い国の一つです。年が新しくなった今、改めて防災、特に子育て家庭ならではの防災について考えようと、学級生企画として防災基礎講座を設定いたしました。
講師は、流山子育てプロジェクト代表の青木八重子さんです。
「防災寺子屋」として防災の基礎をお話しいただきました。怒涛の防災基礎知識、情報量満載で、このブログに書かれている内容以上を参加した学級生は学んでいることを、最初にお伝えします。既に基礎の範囲を超えています。
防災で大切なこと ①ケガをしなこと ②カゼをひかないこと
災害時に救急車は来てくれません!で始まった講座、まずはケガをしないために自宅内を見直し、電気を点けない暗い状況で玄関まで安全な経路を確保できているかどうか確認しましょう、とのことでした。
家族で避難場所や経路、どう行動するかを決めたら事前にやってみることが大事です。
小さいお子さんとテーブル下に避難する際「ダンゴムシのポーズ」をとることも教えていただきました。
お子さんと向かい合わせに正座し、大人の膝に顔をうずめるように倒れ、大人が覆うように被さるポーズです。
簡単なポーズなのですが、地震で揺れている中、子供が大人と向かい合わせに正座をしてくれるかどうか、なんです。怖くてお膝の上に座ってきますよね、きっと。
どんな時でも「ダンゴムシのポーズ!」と言ったらすぐに親子でできるように普段から遊びの中でも取り入れてマスターしてしまいましょう。
防災食も事前に一度食べてみて、おいしくないと感じるものはダメ、おいしいと思えるものを用意しましょう。水は3ℓ/日を家族の人数分、給水の際に必要な折り畳みの10ℓ給水袋も併せて用意が必要です。
避難グッズは肩紐がしっかりした登山リュックを、防水のため中身は一つずつビニール袋に入れておきましょう。重いものは上に、軽いものは下に。
避難所に子連れでいく状況は現実としてはなかなか難しいという事にもうなずけました。
自宅が避難所になります。
最後に、避難所での性犯罪は通常とは全く違うことをお話しくださいました。
避難所でも自宅への片付けでも、女性1人での行動はしないこと!待ち構えているそうです。避難所でのトイレなどは子供・女性は「絶対に」1人では行動してはいけません。
防災に待ったはありません。今からすぐに始めましょう。
次回は遂に最終回「閉級式」です。全13回を総まとめしていきます。