アビコでなんでも学び隊、8回目の講座は「パンでクリスマスブーツを作ろう」です。(11/26土曜日…コホミン調理室)講師は我孫子市パン工房男塾の松崎さんはじめ5人の皆さん。
会場のコホミンが9:00に開館すると同時に、松崎さんたちはあらかじめ作成したパン生地と必要用具を調理室に運びこんで、手早く各調理台に配布を始めます。コーディネーターも受講者の名札、ビール缶、そしてブーツの型紙を配置して受講する子どもたち用の座席を準備します。
9:30に受付開始。今日の受講者は、総応募数69名から抽選で選ばれた小学2年生から中学1年生までの15名です。
まず、松崎さんによるデモンストレーション。児童・生徒全員が1番テーブルを囲んで松崎さんの実演を見つめます。
【手順】新聞紙ボール→アルミホイルで包む→パン生地を延ばして型紙を充てパーツをつくる→ブーツ形成→装飾
手際よく焼成前のブーツ形をつくりあげる見事な手さばきを見て、子どもたちは早く作りたいと
意欲を高めます。
製作が始まりました。懸命に作業を進める子どもたちですが、時間とともに各テーブル内外
で作業速度に差異がうまれてきます。早い子は成形ができあがり、食べるパンまで作り始めるというありさま。
「みんな11:30には飾り付けを終えてオーブンで焼くことを目標にしてください!」と伝える。とたんに子どもたちの目はめあてを持って輝き始めます。各テーブルから「あと〇分だ!」の声。
11:35最初の3人が完成して調理台①のオーブンで焼成。以下、できた子から順次空いたオーブンにて焼成。④と⑤テーブルは各3名の女子作品を同時に焼くことができました。
段階ごとに工程を分けて丁寧に面倒を見てくれた牛尾さん、伊藤順さんの適切な指導と子どもたちの素直さがマッチしています。
③テーブルの2年生男子2人は先生の言うとおりに作業できず、すぐに気が散ってしまいます。それでも担当の和気さんは決して叱らず諦めず、穏やかに一人ひとりのパン生地を練り直してやるため、かかる手間は他テーブルの2倍近く。それでもなんとかオーブンへ。
(和気さん)
焼成の待ち時間を使って全員で記念撮影。室内にはだんだんいい匂いが充満し、子どもたちもお腹をすかせてきます。やがて、みんな焼き上がったブーツを見て歓声を上げます。立派なクリスマスブーツの完成です!
12:20には全員分の焼成が終わり、みんなそろって松崎さんたち5名の先生方にお礼を言って終了しました。子どもたちのうち何名かは、どうやらできあがったブーツを食べるつもりで来たようですよ…!