人生100年のライフデザイン~幸せに生きるためのレシピ作り
長寿大44期の第2回授業はフィランソロピー協会シニアフェローの土堤内昭雄さんをお招きしての講義でした。前半は日本と日本人の現状を「幸福」を軸にして「GDPと幸福度のパラドックス」「自殺者の増加」「人口減少と縮小する世帯・相対的貧困率・結婚できない若者・大介護時代の到来」などをキーワードに解説を受けました。そして後半はグループ討議です。テーマは「生涯労働時間とほぼ同じ今後の自由時間をどうしたら幸せと感じられるか」。各グループの発表それぞれに土堤内先生が示唆に富むコメントを添えてくれます。
学生の皆さんは「心がけ一つで人生は変わることを再認識した」「無理なく働き続けること、健康で社会に貢献することの大切さを学んだ」「病気と付き合いながらも、身の丈に合ったことを続けて生涯現役でQOD(Quality of Death)を大事にしたい」など、主体的な話し合いを経て次第に前向きな心持になっていきました。