2022年10月4日火曜日

第6回 地域で私ができること~あなたの「好き」を誰かのために~

 

9月2日(金)第6回の熟年備学。この日のテーマは「地域で私ができること~あなたの好きを誰かのために」。健康寿命を延ばして「幸齢期」を迎えるために、最も大切なのは「社会参加!」。これは今年実施してきたこれまでの授業のすべてで講師の皆さんが異口同音に訴えてこられたことで、今回はその方法を具体的に探るという目的の学習です。

講師は飯塚寛明さん(市民協働推進課)と髙橋由紀さん(市民活動ステーション)。特に髙橋さんには講義全体の構成を考え、ワークショップのファシリテーターも務めてもらいました。

 

冒頭に導入として飯塚さんが「活動に関わる8つの方法~市民活動を始める時に役立つプラットフォーム」というタイトルで講話。活動を始めるには「広報あびこ」の閲覧をはじめたくさんの情報を手に入れ、自らイベントに参加することを奨励。さらに「てとりあ」や「市民活動ステーション」を通じて福祉・介護の分野にもたくさんの入口があることを紹介してくれました。

 



 

続いて、現在活躍中の活動団体からお二人にゲストとして来ていただき、10分ずつご自身の活動の入口に関するエピソードを語ってもらいました。

 

<宮脇怜子さん…かっぽれ元気会>20年ほど前に我孫子に移り住んですぐ、自宅周囲を歩くことからいろいろな発見がありました。近所で見つけたのは歌声サロンの貼り紙。入ってみるとよい仲間に巡り合って楽しく歌っているうちに、その会のリーダーとなって組織を引き継ぎ現在に至ってます。さらに、幼少から続けていたため私は日舞が大好きで、同じ踊り好きが集まって人と人とをつなげる「かっぽれ元気会」をつくりました。好きなことでつながる人と人とは楽しく連帯することができます。そのきっかけは、待っていないで自分から一歩踏み出して見つければいいだけなんです。

 



 

<松本守正さん…消しゴムはんこ塾>退職してすぐのある日、通っていたジムの休憩所でご婦人たちの会話を耳にした。「定年退職したダンナが、家にいてなんにもしないでTVの前で毎日ダラダラ過ごしてて頭にきちゃう。どこかへ出かけてくれればいいのに」「うちもそうよ。まったく男ってのはひどいわよね。自分で何にもしないくせにメシはまだか? ばっかり。ご近所とのつきあいもしようとしないし、ゴミ1つ捨てにいかないのよ」。これを聞いた私はアタマにきました。これまで外に出てがんばって稼いできた夫に対してなんて言いぐさだ。こいつら許せん!と。しかし、ある時気がつきました。自分も同じような立場で家のことも地域のことも何も知らないし何もしていない。これじゃ非難されるのは当然だと。そこで自分の好きな消しゴムはんこを1人で彫ることから始めたのです。以来、たくさんの方々に使ってもらったり一緒に作って楽しんだり…。今考えるとあのときのおばちゃんたちの一言で自分をふりかえることができたのだと感謝しています!

 



 

 

 休憩とリフレッシュタイムをはさんで最後に髙橋さんによるワークショップが始まりました。宿題として前回渡されていた付箋に書いてきた「私の好きなこと・得意なこと」をテーマに3~4人の小グループで話し合い。それぞれが自分自身のことを学級の仲間に語るのは初めての経験です。今年は女性受講者が多いこともあって、どこのグループも時間を忘れてひたすら話し合っていきます。中には地域活動につながりそうなテーマにたどりつきそうな班もいくつか出ています。髙橋さんはすべての班を回ってお話に加わりつつ、お話の様子からテーマ設定を導いていきます。どの班も話がはずんで1人の話す時間が想定をはるかに超えたため、2つ目のテーマは割愛。最後は各班から全体に向けて話し合いの様子を発表して終わりました。

 


R4 家庭教育学級⑭ 閉級式 「1年間を振り返って」

こんにちは! 早いもので今日が家庭教育学級の最終日でした。 もうみなさんにお会い出来ないなんてさびしいです。 素敵な方々ばかりで、楽しい学級運営へにも 積極的にご協力いただきまして、感謝の気持でいっぱいです😢 今日のアイスブレイクは、ちょっと怖い話になるよう1人ずつストーリーテ...