2022年9月15日木曜日

生命の不思議発見!~メダカのひみつ~

  7月29日のアビコでなんでも学び隊は「メダカのひみつ」。参加者は応募総数71名から抽選で決まった16名(小4~中1)です。 

講師の尾田正二さんは東京大学大学院で最先端の生命科学を研究する先生です。JAXAが国際宇宙ステーションでメダカを飼育する実験を行ったとき、JAXAの研究員としてそのメダカを提供したのが尾田さんでした。

 授業には尾田先生が飼育したメダカを約100匹用意してくれました。受講生は小学生20名、中学生1名。(応募総数71名より抽選) 金魚すくいの経験もほとんどない児童・生徒たちは、先生の用意してくれたポイを使って懸命にメダカを追いかけます。





  みんながひととおり捕獲したら、雌雄の見分け方を学んで捕獲メダカのオスとメスのバランスを調整して取引き。そしてここから生命科学の最先端の学習が始まります。先生が積み重ねてきたメダカ研究を子どもたちにもわかるように解説してくれました。

遺伝子組み換え技術による色素細胞の活用で、発生メカニズムや生態を観察し、知られざるメダカの日常生活を解明していくのです。その結果、メダカは人間と同じく環境に左右されつつ前向きに生きている生き物であることが明らかになったというお話。



 

特にJAXAの研究員として宇宙メダカの分野を担当し、長期間の飼育でメダカが放射線によってどう影響を受けるのかという研究に従事JAXAから「宇宙へ連れて行くメダカは元気で健康なメダカを」と求められたのです。健康なメダカとはどう判断するのか? そこで、研究室内の飼育、屋外での飼育をそれぞれ徹底して観察。外見の透明感、動きのキレあるなし、個体同士の関係の問題、朝起きて夜寝る! 自律神経、心拍などを映像で分析した結果、人間と同じ交感神経、副交感神経があって、ドキドキしたり落ち着いたりする。ビックリするとヒレの動きが早くなるし、死んだふりもする。それは胸ビレの動きでよくわかります。与えられた条件と環境のなかでメダカは懸命に生きていることがよくわかります。





 

【尾田先生から皆さんへ】

研究室のメダカと外飼育のメダカとを比較すると、研究室のメダカは脂肪肝となり不健康。動物の体は食欲が満たされることを想定していないのです。メダカは日本の自然環境から切り離すことはできないのですね

世界はつながった1つのシステムだから壊れないようにしよう生き物は美しい。一生懸命生きているからです。大切にしなくてはならないものを美しいというのです。皆さんもいただきます」「ありがとう言って自然に感謝して生きていきましょう

R4 家庭教育学級⑭ 閉級式 「1年間を振り返って」

こんにちは! 早いもので今日が家庭教育学級の最終日でした。 もうみなさんにお会い出来ないなんてさびしいです。 素敵な方々ばかりで、楽しい学級運営へにも 積極的にご協力いただきまして、感謝の気持でいっぱいです😢 今日のアイスブレイクは、ちょっと怖い話になるよう1人ずつストーリーテ...